ギブソンの廉価版ブランドとして有名なエピフォンですが、元々は独立した会社でした。長い歴史があり、設立されたのはなんと1873年です。その後創業者の息子が死去したのを期に経営が混乱状態に陥り、1957年にレス・ポール氏の進言によりギブソン社に買収されました。歴代のエピフォン製ギターには名器といわれたオリジナルモデルも多々ありますが、現在はギブソンでラインナップされているギターを正統に受け継ぐギターが安価に買えるというのがいちばんの魅力です。
特にアコースティックギターは、ギブソンのコピーモデルは他メーカーではあまり見かけないので、今回はエピフォン製アコースティックギターのオススメモデルをご紹介します。
Masterbilt J-200
「キング・オブ・フラットトップ」といわれるギブソンの最上位のアコースティックギターのエピフォン版です。何と言ってもこの堂々たる佇まいが最高にかっこいいですね。エルビス・プレスリーがこのアコースティックギターを抱えている写真は見たことあると思います。ボブ・ディランなんかも使っていましたし、日本人だと忌野清志郎さんがよく弾いてましたね。大きさの割に低音はあまり出ず、ジャキットした感じの音で、まさに”ロック”っていう感じの音がします。
Slash J-45
ギブソンのJ-45は定番のギターなので色んなメーカーからコピーモデルが出ていますが、これはSLASHモデルというのがポイントです。ギブソンの子会社ならではですね。スペックもこの価格ながらオール単板でL.R.Baggsのピックアップもついています。長く使えるギターだと思います。
Masterbilt Inspired Hummingbird
ギブソンのハミングバードのエピフォン版です。ハチドリの模様が入ったピックガードが美しいギターですが、これもロック史には欠かせないギターです。ジミー・ペイジやキース・リチャーズなんかも使っていましたね。ジャキっとしたロックな音が魅力のギターです。
Masterbilt Texan
Texanはギブソンの廉価版モデルではなく、元々エピフォンのギターです。ポール・マッカートニーが「イエスタデイ」で使っていることで有名ですね。ギブソンのJ-45に似たボディですが、J-45に比べてスケールが長くなっています。このギターならギブソンが買えないっていう負い目がなくていいですね。
L-00 STUDIO
小さなサイズがカワイイL-00のエピフォン版です。手に入れやすい値段ですし、手元においておいて気軽に弾くことができそうですね。ブルースが似合いそうなすごく渋いギターでもあります。