K.Yairiのオススメなショップオーダーモデル

K.Yairiは日本のアコースティックギターメーカーのヤイリギターのブランドです。K.Yairiのギターはすべて岐阜県の工場で作っています。多種少量の手工生産というスタイルで製造されているためかウェブサイトの製品一覧にはない、楽器店オリジナルモデルが色々販売されているのも特徴で、どれもとても魅力的です。自分もロックインという楽器店オリジナルの000-18タイプのギターを所有していて、とても気に入っています。永久品質保証もついていて、長く愛着を持つことができるものだと思いますので、おすすめの楽器店オリジナルモデルをご紹介します。

RF-65A SG MG

こちら下倉楽器さんで販売されているものです。レギュラーのラインナップにはない素敵な色ですね。元となっているRFシリーズはK.Yairiオリジナルのボディシェイプを持つ、コンパクトで抱えやすいギターです。RF-65はその中でもエントリーモデルとして比較的買いやすい値段でありながらもトップ材はシトカスプルース単板、指板とブリッジはエボニーになっています。サイド&バックはローズウッドです。この素敵な色と気軽に手に取れるボディサイズで長く愛せるギターになると思いますよ。


こちらはイケベ楽器さんのオリジナルカラーです。この鮮やかなブルーもすごくいいですね。カジュアルな装いにも合いそうですし、部屋にあると、なんとなく雰囲気が明るくなりそうな気がします。

SWY-RO1

こちらは島村楽器さんオリジナルのモデルです。もととなっているのはWYシリーズでしょうか。スプルーストップ、ローズウッドサイド&バックという仕様は現行のレギュラーモデルにはない組み合わせです。カタログモデルのWY-2にはブラックがありますが、このブラック・ステイン・バーストという木目が透けて見えるブラックは何とも高級感がありますね。また、このWYシリーズと共通の特徴あるブリッジは「ダイレクトカップルド・ブリッジ」と呼ばれるもので、K.Yairiの輸出ブランドであるAlvarez Yairiのギターによく見られるものです。独自のテンション設計による音の分離の良さが特徴です。リッチー・ブラックモアが弾いていたアコースティックギターもこのブリッジでしたね。


YF-OM28C CTM

下倉楽器さんはK.Yairiと協力関係があるようでたくさんのショップオリジナルのモデルがあります。これもレギュラーのラインナップにはないマーティンOM-28タイプのカッタウェイ仕様です。簡単に言えばマーティンのローレンス・ジューバーモデルのコピーということになります。本物は非常に高価ですが、これならなんとか手が届く値段と言えそうです。ファンの方はもちろん、このタイプのギターを探している人はぜひ。


ST-BM-2

島村楽器さんオリジナルのBM-65のカスタマイズモデルです。白いピックガードとブラックグロスの塗装の対比がすごくスタイリッシュですね。ヘッドの装飾もさり気なく高級感が出ています。シンガーが弾きながら歌うのにすごく映えそうですね。L.R.Baggsのピックアップが搭載せているのもポイントです。


KYF-2 AQ

また下倉楽器さんのオリジナルモデルです。何と言ってもこの木目とカラー!なんとも派手でゴージャスですね。特徴的なF字型のサウンドホールは、ステージでのハウリングを防ぐためにもいいそうです。トップ、サイド、バックすべてメイプルという仕様で、アコースティックギターとしての”鳴り”は抑えられたものになっていそうですが、その分ハウリングには強そうですね。この木目とカラーはとてもステージ映えしそうですので、ライブに良さそうですね。


YF-OOO28B

最後にオーソドックスなギターを紹介します。レギュラーのカタログには無い安価な000-28タイプのギターです。下倉楽器さんのショップオーダー品です。アンプラグドといえばエリック・クラプトン、エリック・クラプトンといえば000-28なので、このタイプのギターが欲しい人は多いと思います。やっぱりべっ甲ピックガードがカッコいいですよね。サイド&バックは合板ですが、手に入れやすい値段でありつつ、国産ならではの作りの良さが魅力的です。実は買おうと思って何度も試奏しました。ただ、ヤイリの000-18タイプのギターを所有しているので、同じようなものを買ってもなぁと思って迷っているのですが…でも買ってしまいそうです。