世界的な総合楽器メーカーのヤマハにはもちろんエレキギターもあります。ヤマハのエレキギターの歴史は古く、1966年には初のエレキギター、エレキベースを発売しています。これまでもたくさんのエレキギターを世に送り出してきましたが、現在のラインナップは伝統的なスタイルのSG、モダンなストラトタイプのPACIFICA、カスタムバイクにインスパイアされたという特徴的なデザインのREVSTARがあります。
PACIFICA
現在販売されているPACIFICAには大きく分けて100シリーズ、200シリーズ、300シリーズ、600シリーズがあります。この他にジャズ・フュージョンのギタリストであるマイク・スターンのシグネイチャーモデルがあります。
PACIFICA112VMX
PACIFICAのエントリーモデルである100シリーズは3万円代と思えないような仕上がりのギターです。特にこの112VMXはきれいな木目のナチュラルフィニッシュが特徴的で、上位の600シリーズのナチュラルフィニッシュモデルと比べてもどちらが高級なのかわからないでしょう。信頼のヤマハ製のギターですから入門機としてとてもおすすめです。
これ以外にも豊富なカラーバリエーションがありますし、ローズウッド指板のモデルや左利き用もラインナップされていますので、選ぶのがとても楽しいですね。
PACIFICA612VIIFMX FRD
PACIFICAの最上位600シリーズです。豊富なカラーバリエーションがありますが、美しい木目を活かしたシースルー、またはナチュラルフィニッシュが多いですね。色によってネックがサラサラなサテンフィニッシュになっているものと艶のあるグロスフィニッシュになっているものがありますので、そのへんも選ぶ際には注意しましょう。Seymour Duncan社製ピックアップやWilkinson社製ブリッジ、Grover社製Lockingチューナーなど、使われているパーツが豪華でこの値段というのは驚きですね。中級クラスの価格帯ですが、プロの使用にも耐えうるのではないでしょうか。実際、日本のトップギタリストである鈴木健治さんも愛用しています。
REVSTAR STANDARD RSS20
REVSTARシリーズは、どちらかといえばギブソン系の仕様ながら、色々なアイデアが盛り込まれたモダンなギターです。なかでも一番の特徴はボディの一部がくり抜かれていることでしょう。鳴りの向上のほか、軽量化、重量バランスの最適化を実現しています。そしてこのRSS20は2本のラインが特徴でしょう。バイクをイメージしているようですが、とてもかっこいいですね。サウンドの方もオーソドックスな2ハムバッキングピックアップながら、5ポジションセレクターになっていて3シングルコイルギターのハーフトーンのようなサウンドを、音量を落とすことなく得ることができます。